
交通事故は身体に大きな衝撃を与えます。
全身に大きな力が働きますが、特に首に大きな力が働きがちです。
交通事故に遭った場合に一番多い後遺症がむちうち症です。
むちうち症になってしまったら早期の治療が必要ですが、ほとんどの場合事故直後にその症状がみられません。
怖いのはその症状が数日後、または数週間、数ヵ月後に突然現れることがあるということなのです。
むちうち症は交通事故の直後にきちんと治療を受けていれば改善できます。
しかし体調が良くない状態が続く人が専門的な治療を早期に受けなければ完治は非常に難しい状態になってしまいます。
治療を始めるのが遅れればそれだけ治るまでにも時間がかかるのです。
症状がよくなることがない、つまり後遺症が残ってしまうという結果になりかねません。
事故のすぐ後にしっかりした検査を受けることで痛みなどの症状がなくても異常が見つかるかもしれません。
ですからまずはしっかりと専門医にチェックしてもらうことが第一です。
また、交通事故の後遺症は痛みや倦怠感だけではありません。
交通事故に遭ってしまったというショック、そして骨折などと違って目に見えない症状に苦しまなくてはいけないということもまた精神的な後遺症だと言っても過言ではありません。
突然現れた痛みや倦怠感は自分だけにしか分からない苦しみであり周囲には理解してもらえないことも多いのです。
治療をしても完治せずに一生悩み続けることで精神的に不安定になってしまうことも少なくはありません。
心身ともに健康であり続けるためにも交通事故に遭ってしまったらしっかりと自分の身体を検査する、ということが重要です。
いざ、交通事故の当事者になってしまったとき・・・・ケガや治療のことも不安ですが、手続きなど他のことでお困りになる方も少なくありません。