「交通事故に遭ったら,まず知っておこう! ~PART1 物損編~」 のぞみ鍼灸整骨院、のぞみ整骨院~宇治 城陽 京田辺 久御山

2015年03月14日

先日ご相談を受けましたAさんのケースを書かせていただきます。

Aさんは事故に遭った直後は気が動転してしまい,自分の体のこと,これからの仕事のことなどで頭がいっぱいになっていましたが,夜寝る前に冷静に考えてみると,昼間は考えもしなかった,自分の自動車の修理費用がどうなるのかが心配になってきました。

今回はこの自動車の被害のうち,いわゆる「物損」についてご説明しようと思
います。

【1】—————————————————————-
「事故のせいで車が大破してしまいました。修理費用はきちんと支払われるのでしょうか?

 修理費用以外にも何か請求することができるのでしょうか?」
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Aさんのように車が大破してしまっても,同じ車種で走行距離等が同じ程度の車の時価評価額を上限として,修理費用が認められることがほとんどです。時価評価額は自動車の年式,車種,使用状況,走行距離などから判断されます。

例えば,修理費用が80万円,時価評価額が50万円という場合には,実際に修理したとしても,保険会社からは50万円しか支払われず,差額の30万円は自己負担になってしまいます。これは,50万円で同じくらいの程度の車を買うことができるのであれば,それ以上の修理費用を加害者に負担させるべきではないという考え方に基づいています。

Aさんの場合,修理費用のほうが「同じ車種で走行距離等が同じ程度の時価評価額」よりも高くなってしまいましたので,この時価評価額を受け取ることになります。

さて,車が壊れた場合に気をつけなければならないのはここからです。物損として請求できる賠償金としては,車の修理費用や買替差額以外にも「その他費用」として,主なものだけでも次に挙げるものがあります。

<1>登録手続関係費用
車が廃車になった場合に新車へ買い替えるための費用。登録手数料,車庫証明費用,納車手数料,自動車取得税など。

<2>評価損
車両の修理をしても,機能や外観に欠陥が残ったり,あるいは事故歴があるとの理由で価値が低下したりすることで発生した損害のことです。「事故車」は一般に評価額が低くなりますが,これを「評価損」として,評価額が減少した分を損害として請求することができる場合があります。

評価損を認めた裁判例は多数ありますが,修理代の10%から30%程度とするものが多く,また,事故当時の評価額を基準とした裁判例もあります。ただし,外車では登録から5年以上,日本車では登録から3年以上経過すると,評価損が認められにくくなる傾向があります。

<3>代車使用料
事故により車を使うことができなくなったため,修理期間中や新車購入までの間,代車を使用する必要があった場合に支払われる費用です。電車やバスなどの代替手段があり,代車を使用しなくても特に不都合が生じない場合には代車使用料を請求することはできません。また,修理期間や買替期間に照らして不相当に代車使用期間が長い場合には相当な期間しか修理代は支払われません。
代車使用料について後日トラブルになることを避けるために,事前に保険会社と話をしておくといいでしょう。

<4>事故車の保管料,レッカー代,廃車料等
相当な範囲内で損害として認められます。

【2】—————————————————————-
「大切にしていた車が全損になってしまいました。慰謝料を請求することができるでしょうか?」
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物損に対する慰謝料は原則として認められません。物損に対する慰謝料が認められるためには,被害者の愛情利益や精神的平穏を強く害するような特段の事情が必要であるとしてメルセデス・ベンツの物損に対する慰謝料を否定した裁判例がありますので,残念ですが,慰謝料を請求することは難しいでしょう。

【3】—————————————————————-
「車に一緒に乗っていたペットの犬がケガをしてしまいましたが,治療費は支払ってもらえるのでしょうか?」
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治療費の賠償を認めた裁判例があり,請求することは可能ですが,問題となるのは,車両の修理費用と同様に時価相当額が上限となるのかという点です

この点について,名古屋高判平成20年9月30日は,「愛玩動物のうち家族の一員であるかのように遇されているものが不法行為によって負傷した場合の治療費等については,生命を持つ動物の性質上,必ずしも当該動物の時価相当額に限られるとするべきではなく,当面の治療や,その生命の確保,維持に必要不可欠なものについては,時価相当額を念頭に置いた上で,社会通念上,相
当と認められる限度において,不法行為との間に因果関係のある損害に当たるものと解するのが相当である」と判示しており,この裁判例に従えば,必ずしもペットの治療費は時価相当額が上限とされるわけではないことになります。

以上,物損被害についてです。

以外と知らないことが多いのではないかと思います。もし事故に遭ってしまった時の手助けになれればと思います。もし何かわからないことがありましたらいつでものぞみ鍼灸整骨院にご相談ください。いつでも皆様の悩みに真摯に対応させていただきます!

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